『読んだら忘れない読書術』樺沢紫苑
喉がイガイガするのは、ペットボトルのコーヒーが酸化しているのが原因だと気づいたぶっくたんです。
昔読んだ本をチョイチョイ見返すことがあるんです。
そのたびに
「あぁ、時間の無駄遣いしてるだけじゃない?」
とガックリ来ることが多くて・・・。
そう、書いてある内容をほぼほぼ忘れています。
しかも付箋びっしり貼ってある本なのに・・・。
今回の樺沢紫苑さんの『読んだら忘れない読書術』もそんな一冊です。
ほんを開くといきなりこう書いてありました。
<「読んでも忘れてしまう読書」はやめなさい>
いきなりグサッって感じです。
何とか忘れない読書方法をマスターしようと再読しました。
読書をすることで得られるもの
1.健康
2.お金
3.時間
4.人(つながり)
5.自己成長・自己実現
著者の樺沢紫苑さんは
読書はこれら全てを与えてくれます。
と書いています。
第1章には読書によって得られる8つのことがわかりやすく書かれています。
個人的には樺沢紫苑さんが精神科医になったきっかけとなった
「私の人生を変えた運命の1冊」
という部分が興味深かったです。
その本は夢野久作の『ドグラ・マグラ』。
私も持っていましたが読むと何か精神に影響を受けそうで読んだことはありません。
樺沢紫苑流の「本を読んだ」という定義
樺沢紫苑さんの「本を読んだ」という定義ですが、
あたりまえといえばあたりまえですが私にはハードル高いです。
それは、
「内容を説明できること」、そして「内容について議論できること」です。感想や自分の意見を述べられなけば、本を読んでいる意味がないのです。
ハァ~。
とため息が出ます。
この基準でいくと私が過去に読んだ数々の本は読んだことになりません。
少し前までは友人とお茶をすると
「最近何を読んでる?」
とお互いに確認するのが常でした。
友人は最近読んだ本について感想や自分の考えを滔々と述べますが、
私は「面白かったかな」「イマイチ」という程度しか話せませんでした。
全著作を読んでいると言ってもいいほどのお気に入りの著者の本でもそうでした。
読書をしたら内容をいかに忘れず自分のものとするのかということが大切です。
ほんとうに時間が有り余ってただの時間つぶしや読んだとき楽しければいい。
そういうめぐまれた人はただ読み飛ばしてもOKです。
私は、自分を変えたい!と思って読むことがほとんどにも関わらず
読書の前後で何も変わっていません。
読んだことを覚えていないので同じ本を2冊、3冊と買うことすらあります。
これでは本当に時間の無駄遣いです。
『読んだら忘れない読書』3つの原則と2つのキーワード
第4章の冒頭にこう書かれています。
ここまで、『読んだら忘れない読書』3つの原則と、2つのキーワードをお伝えしてきました。
ここと読んだ時点で頭が真っ白になりました。
この原則とキーワードがまったく記憶になく
「なんだったかなぁ~」
状態でした。
目次に戻って探してようやく見つけることができました。
私は読書をするときは付箋を貼ったり、書き込みや線を引いたりします。
樺沢紫苑さんのいう3回のアウトプットの内の1回は少なくとも
どの本を読むときもやっています。
それでもやはり忘れます。
そこでさらなるアウトプットということでこのブログも書いています。
ワクワク読書術と読書依存症もしくは読書中毒
樺沢紫苑さんが挙げている読書術で1つだけご紹介しておきます。
幸福感に包まれて記憶力も高まる~「ワクワク読書術」
樺沢紫苑さんが若い頃に読んだ『北斗の拳』を例にして紹介してくれています。
面白くてワクワクしていると脳内物質で幸福物質のドーパミンが分泌されるそうです。
ドーパミンが分泌されると幸福感に包まれるのでそれを再現したくなり
「また読みたい!」となるという仕組みです。
私はもしかしたらこのドーパミンの影響でただ
「また読みたい!」と依存症や中毒になっているのかもと思いました。
ただドーパミンが分泌していると記憶力も高まるといわれているので、
若いころワクワクして読んだ漫画などが大人になってもありありと思い出せるのは救いです。
私も若い頃に読んだ漫画は思い出せるものがたくさんあります。
しかし、最近読んでいる本でもワクワクしていますが思い出せるものが少ないです。
やはり漫画は絵があるので文章よりも物語に入り込みやすくて記憶に残るのかもしれません。
そういう意味ではよくある『漫画で読む~』というのもバカにしたものではないですね。
後記
冒頭のペットボトルのコーヒーが酸化すると喉がイガイガする件ですが、
飲むとイガイガするコーヒーを捨てて、同じ商品の新品を開けて飲んだら大丈夫でした!
冷蔵庫に入れていても下手をすると飲み切るまでに2週間ぐらいは置いているので
これからはもっと早めに飲み切るようにします!