『日本国紀』の評判や感想、Amazonのレビューがエグイ!内容批判はCコードを確認してからしよう!
積読山盛りぶっくたんです。
今回は百田尚樹氏の『日本国紀』の評判と感想についてです。
百田尚樹氏の『日本国紀』の評判と感想
百田尚樹氏の『日本国紀』の評判は発売前からすごかったですね。
Amazonでも予約時点で1位になっていました。
百田尚樹氏といえばV6の岡田准一さん主演で映画化された『永遠の0』で大ブレイクした感じでしょうか。
日本のことを大切に思っている作家さんです。
その百田尚樹さんが日本通史の本を出版するというのですから保守系の人の期待は大きなものでした。
日本国紀が面白くて、夏への扉から浮気中。室町時代まで読み進めたけど、ここまで、天皇、貴族、武士、による親子兄弟の殺し合いの歴史。人間の欲望は時代によらず普遍。 pic.twitter.com/OAXltXCZaU
— 様 式美 (@yoshikibi) 2019年2月12日
『日本国紀』の評判の凄さ
初版25万部。 さらに発売前に重版がかかり5万部を追加し合計30万部でスタートでした。 その後も重版出来がされています。
「日本国紀」… 序にかえてを読んだだけで、日本に生まれて良かった。日本人で良かった。誇りに思う。 という感情が湧き上がる!#日本国紀 #百田尚樹 — sasa (@sasa_tow) 2018年11月12日
このような感想を持つ人が多数いるようです。
戦後長い間日本では自国を貶める歴史教育が繰り返されどんどん自信をなくしていきました。
渡部昇一さんの『かくて歴史は始まる』などの多くの著作によって日本に自信を取り戻す活動が続いていました。
流れの中にこの百田尚樹さんの『日本国紀』もあるのではないかと思います。
『日本国紀』は非常に読みやすく、多くの事例が上げられています。
もちろん作者の百田尚樹さんの史観が入っているのは当然ですが、普通の国の自国の歴史を大切に思う人の範疇だと思います。
『日本国紀』のAmazonのレビュー
『日本国紀』のAmazonでのレビューは800件を越えています。これはとんでもない量です。
しかもすっごく長いレビューを書いている方も少なくありません。
その評価はほぼ4つ星か5つ星でときどき1つ星を見かけます。
星1つの評価をしている人のレビューを読むと残念ながらいわゆる自虐史観の持ち主と思われます。
『日本国紀』の誤記や、認識の間違いをズバズバ指摘していいます。
実名レビューではないのでわかりませんが
そのような細かい内容の指摘はできても自分で一冊の力を書ける人たちではないのだろうと推測します。
Wikipediaのコピペではないかという部分を指摘する人、
矛盾する記載があることから複数の人間が分担で書いているのではないかと指摘する人
ほんとうに世の中にはお時間のたっぷりとある人がいらっしゃるようで羨ましい限りです。
百田尚樹氏の『日本国紀』のCコード
『日本国紀』の批判的なAmazonのレビューで目につくのが「参考文献が記載されていない」「引用元が不明」というものです。
しかし、『日本国紀』は歴史の専門書ではありません。
みなさん書籍にはICBNやCコードという物が付けられているのをご存知じでしょうか。
ICBNは世界共通でその書籍を意味する固有の番号なのでネットや図書館で検索するときなどにも使用するものです。
もう一つのCコードは日本の図書の分類コードで出版社がその書籍をどのように分類しているか、どのコーナーに置いて欲しいのかというようなことが反映されえいるといいます。
ところで『日本国紀』Cコードを確認された読者がどれほどいるでしょうか。
版元の幻冬舎で調べてみますと『日本国紀』の』Cコードは0095でした。もちろん現物のカバーにも記載されています。
さて、この0095とは何を意味するのでしょうか?
見方は一桁目、二桁目、三四桁で区切ります。
一桁目が販売対象
二桁目が発行形態
三四桁目が内容
を表しています。
『日本国紀』は
一桁目が0で販売対象は「一般」
二桁目が0で発行形態は「単行本」
三四桁目が95で内容は「日本文学、評論、随筆、その他」です。
『日本国紀』がもし歴史の専門書として出版されたとしたら
一桁目が3(専門)
二桁目が0
三四桁目が21(日本歴史)か20(歴史総記)
になるだろうと思います
このようにCコードから判断しても「日本文学、評論、随筆、その他」なので専門書のように参考文献がないだの引用元がどうのと言われる筋合いはないと思います。
もちろん、文学や随筆の行為で参考文献を挙げる人はいるでしょうがサービスであって義務はないと思います。
歴史上の事件についてまだ一般的ではない見解などを採用するときは「~によると」と書いてくれるとありがたいとは思いますが書いていないとしてもそれも個人的な不満でしかありません。
ですから百田尚樹氏の『日本国紀』は日本国民を元気にする日本の歴史について書かれた読み物として読めばよいのであった学術書ではないのです。
増刷時に「しれーっと」修正しているという意見もありますが、修正しているのだから正誤表も不要でしょう。
ただ、買う方からすれば古い物は回収していただいて最新のものが手に入るような配慮は出版社に求めたいところではあります。
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