ST 警視庁科学特捜班 今野敏 感想とあらすじ
ST 警視庁科学特捜班 今野敏 あらすじ
多様化する現代犯罪に対応するため、警視庁に新設された「科学特捜班」(通称ST)。
非常に優秀な能力を持つ個性豊かな5人が集められた部署だが、
各々が閉所恐怖症などの心理的な問題を抱えており、
そのため常識外れな行動が周囲からは異色の存在として見られている。
繰り返される猟奇殺人が起きるが捜査が難航する。
捜査陣は典型的な的な事件と断定するが、STのメンバーの一人である青山が独自のプロファイリングで異を唱える。
この警視庁科学特捜班が、科学的な見地から事件の真相に迫っていくシリーズ1冊目。
ST 警視庁科学特捜班 今野敏 感想
面白い。
後半から犯人を追い詰められるのか?と先が気になって読むのが止まりませんでした。
今野敏さんの考えが反映されているのか?
というセリフがあります。
日本国民についてある人物達の会話。
「だから危険なんだ。政治家の暴走を止めるような国民性ではない。すべて政治家の思うがままだ。仮に、経済的な行き詰まりを打開するために、あるとき政府が戦時経済体制に移行しようとしたら、国民はおとなしくそれに従うだろう」
「戦争を起こそうとする政府の方針を黙認するというのか?」
「する」
マー大人は断言した。「過去の大戦はいずれもそうして起きた。日本人は、自分たちが政治家を選んでいるという自覚がない。そして、国が決めることにきわめて従順だ。政府を自分たちの支配者だと思っているのだ。そのことを、日本語ではオカミというらしい。だから、重大な国の決定に国民はまったく責任を感じない。ただ、じっと耐えて従うだけだ」
マー大人は、皮肉な笑いを浮かべた。「だから、彼らは中日戦争の謝罪をしようとしない。 誰も責任を感じていないのだ。あれは、日本人にとっては過去の出来事でしかなく、しかもオカミの決めたことだった」
ST 警視庁科学特捜班 ドラマの違い
2013年にこの書籍を元にした単発ドラマが放送されました。
ドラマはSTの5人の個性が強調されていてコミカルですらありながらもときどき苛つきます。
テレビで放送すると差し障りがあるのか、
犯人と疑われる組織が原作とは変更されています。
テレビ局が某国に忖度しているのかもしれません。
キャスト
赤城 左門(あかぎ さもん) - 藤原竜也
百合根 友久(ゆりね ともひさ) - 岡田将生
青山 翔(あおやま しょう) - 志田未来
結城 翠(ゆうき みどり) - 芦名星
黒崎 勇治(くろさき ゆうじ) - 窪田正孝
山吹 才蔵(やまぶき さいぞう) - 三宅弘城
高垣刑事(たかがきけいじ) ‐ 夕輝壽太
高梨組長(たかなしくみちょう) ‐ 山田明郷
池田 厚作(いけだ こうさく) - 林遣都
菊川 吾郎(きくかわ ごろう) - 田中哲司
三枝 俊郎(さえぐさ としろう) - 渡部篤郎




