感想・書評

創造的人間の秘密:読書法からマインドフルネスを越える瞑想まで

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あまたある人気書評ブログでは絶対に紹介しない穴場本『創造的人間の秘密』。
書名からは想像できない具体的な成功法が書かれています。
あとがきに「本書は、ある種の成功論である」と書いてありますがまさにそのとおり。

教祖の書いた本という偏見との戦い

ビジネス書や読書法、自己啓発本を紹介する人気ブログはたくさんあります。
出版社から送られてきた書籍の提灯記事を書いているのでは?と思うときもあります。

そのようなブロガー達や雑誌の書評欄でもまず取り上げられないのが新興宗教関係の書籍です。

Amazonでは自己啓発に分類されている内容です。
著者である大川隆法氏を弁護するつもりはサラサラないのですが下記を読んでびっくり。

 

「新聞は、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、日経新聞、毎日新聞、東京新聞の六紙と、英字新聞のインターナショナル・ニューヨーク・タイムズとファイナンシャル・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナルをあわせて、毎朝、九紙を読んでいます(注現在は、ドイツ語の新聞も産紙読んでいる)。

 
 

日本語の新聞社英字新聞を読むときには、同時にCNNの音声も聴いています

 
 

一年間に一万数千冊の本を買ったことがあります、「さすがに、ちょっと多すぎたかな」という反省が働いて、今は年に数千冊程度に減らしていますが、

 
 

さらに、
 

日本の映画館で上映され、ヒットしている映画であれば、観ていないものはほとんどありません。

 

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ジャーナリストでもコメンテーターでもないのにこれほどの書籍を読み、

毎日新聞に目を通している人がいるでしょうか?ましてや日本の宗教家ではありえないことだと思います。

 

禅僧の南直哉氏や評論家で仏教に造形の深い宮崎哲弥氏などの本を読んでも思想遊びのようで一般人にはまったく役に立ちません。

それはおそらく悟りの実体験の有無が決定打となっていると推測します。

 

これだけのインプットに加えて霊的な情報があれば、著者が外交から防衛、政治、経済、宗教等の幅広い発言ができるのも納得できるのではないでしょうか。

余談ですが、確か著者は一ヶ月に出版した書籍の数でギネスブックに登録されていたはずです。

 

 

『創造的人間の秘密』ポイント

著者がこの書籍の中で下記のように書いています。

数多くの本を読んでいると、「この著者が言っていることは、実は、別の人が本に書いていることを上手に引用して述べているだけだ」というようなことが分かってきたりします。

 

まさにこの書籍の中にもそのような内容はいくつも見つけることができます。ただ、それは他の著者の書籍でも同じようなことがいえるのはAmazonのレビューなどをみればどの書籍のものを読んでも「目新しいことは書いていない」という内容の書き込みをしている人がいることからも明らかですが。

 

「クリエイティブ(創造的)な人間」になる前の段階として、まずは、「イマジネーション(想像力)を持った人間」になることが大事です。

 

ライト兄弟が人間でも鳥のように飛べると想像できなければ飛行機を造ることはなかったでしょう。

 

 

◆「小悪魔タイプの女性」の正体とは
これについては著者の恋愛経験によるのか少し偏った意見のようにも思えます。

 

「瞑想や祈りには、本当に力があるのだ」ということを知っていることは、当会の会員の強みだと思います。

 

ここ数年マインドフルネスが流行りGoogleなどの企業でも導入されているようです。

しかし、マインドフルネスは瞑想から宗教的要素を削ぎ落としてしまっているため本来の瞑想のほんの入口部分でしかありません。

 

それは『引き寄せの法則』についても同じことがいえます。

宗教的な背景を抜きにした引き寄せの法則などの自己実現は善悪の判断基準が明確でなく自分さえよければいいという自己中心的な成功者を生み出すことにもなっています。

 

 

◆「秀才に勝つ」ためのたった一つの方法

これも確かにそうかもしれませんが、東大卒などが就職するある程度の大手企業に勤めている人以外は必要ないかもしれません。

 

◆自分の適性・才能を見極める方法

ゲーテや三島由紀夫の例を挙げて説明しています。

 

◆「学校での頭のよさ」と「実社会での頭のよさ」との違い

ここではドラマ『ウチの夫は仕事ができない』に触れながら話が進みます。

 

「若いころに本をたくさん集めれば成功する」と短絡的に思う人も、多少出てきているように感じるのですが、それには、若干違うところもあると言っておかねばならないでしょう。

 

月に200冊近い本を読む著者から若者への本の読み方への忠告もあります。

『創造的人間の秘密』目次

 
創造的人間の秘密 (OR BOOKS) [ 大川隆法 ]
 
まえがき

第1章 創造的人間の秘密

1 よりよい発想を得る習慣
2 想像力が創造力に変わるとき
3 「創造性の高い仕事をする人」の発送法
4 自分の長所を見極める
5 「恋愛」に表れるあなたの潜在意識
6 「思い」が実現するメカニズム
7 「心の力を使う方法」をマスターせよ

第2章 「知的体力」増強法

1 知的劣等感は克服できる
2 凡人を「賢い人」に変える勉強法
3 自分の適性・才能を見極める方法
4 あなたの愛読書は何冊あるか
5 「読むべき本」と「大事な箇所」の見つけ方
6 ”年二千冊の”読書生活の築き方
7 仕事につながる知的生産性の高め方
8 「知的体力」を鍛え続けるために

第3章 忍耐力

1 「若いころの成功=人生の成功」とは限らない
2 人間としての「本当の賢さ」とは
3 あなたの忍耐力が試される三つのとき
4 「人格力」「仕事力」を養う読書術
5 忍耐力ベースの人生戦略
6 組織の発展にも必要な「忍耐力」
7 「忍耐力という成功の資源」はつくり出すことができる

あとがき

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