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NHK大河ドラマ『どうする家康』7話8話の感想 一向一揆

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『どうする家康』7話8話の感想 一向一揆

『どうする家康』そのタイトル通り

毎回このまま見続けるか「「どうする?」と自問自答しています。

 

『どうする家康』7話8話でなさけない家康の独断専行によって一向一揆が勃発。

この放送回を観て思ったのは家康の情けなさはさておき一向宗のバカらしさです。

本證寺の住職空誓の大きな過ち。

 

家康の
「戦を無くすにはどうすればいい」
という問に
空誓は
「世界が違う。苦しめる側と救う側」
というような何の答えにもなっていない屁理屈をこねる。

 

領主といえども迷える衆生の1人のはず。
それを救おうともしない。

そして家康勢が攻めてきたときに何の迷いもなく「戦」を始める。
自分たちが攻めてこられたときに戦うことはOKで、
領主が隣国等に攻めてこられたときに戦うのはアウトって
なんて自己中な理屈でしょうか?

 

仏教徒ならば
「ここで剣をとれば武士と同じ側になってしまう。執着を捨て年貢を納めよう」

というのが筋というものではないでしょうか?

しかも言うに事欠いて
「進めば往生極楽 退けば無間地獄」
などと嘘八百で民を人殺しをさせている。

「この世の悪事はこの世限り」
と因果応報すら否定する無法ぶり。

 

空誓をはじめとして一向一揆を煽った僧たちは堕地獄間違いなし!

 

和田竜の『村上海賊の娘』も主人公・景(きょう)は

信長に攻められて窮地に陥っている本願寺を救うために闘いつつも
本願寺が「進めば往生極楽 退けば無間地獄」という言葉で

民衆を戦に駆り立てることに対しては激しい怒りを持っていました。

 

個人的に宗教や信仰心は大切だと思っていますが

腐敗した宗教は糾さねばならないと思います。

 

そういう意味で信長が延暦寺を焼き払ったことは英断だったと思っています。

残念ながら現代では教えが曲がってしまった仏教格派であっても

犯罪でも侵さないかぎりこの世的には罰せられることがありません。

 

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